2011年10月25日

ハードディスクデータ復旧【保守】

このところハードディスクのデータ復旧が続きました。

データ復旧できるか否かは障害の程度によって変わります、
OSの起動領域にエラーが発生しただけならUSBアダプタを経由しマウントすれば
比較的容易にデータを復旧することが可能です。

しかしHDD自身にエラーがある場合や、
PCの動作環境に依存する場合は様々な方法を試すことになります。

今回のケースはどれもOS上からドライブを認識させることで全データではありませんが
データ復旧に成功した事例です。

CASE1

30GB 3.5" IDE

OS起動時 ブルースクリーン発生 HDDより異音

HDDを取り外し他のPCへUSBアダプタ経由で接続しますが、
マウント中にHDDより異音が発生しリトライが続き正常にマウントできません。

まだ暑い時期でもありましたから作業環境の温湿度とHDD設置方向を調整します。
何度かの調整後にマウントに成功しました。

フォルダ構造は正常でしたから、そのまま必要ファイルをコピーします。
コピー中、特定ファイルへのアクセスでリードエラーが発生し一部ファイルはコピーできません。
300MBを越えるサイズで常時アクセスしているアプリが起動していたようですから、
こちらのファイルへアクセス中にエラーが発生した可能性が高そうです。

相談の結果でセクタバイセクタのコピーまでは実行せず、
エーラファイル以外を復元して完了します。

CASE2

160GB 3.5" SATA

PC電源投入時 メーカーロゴ等一切表示せず

この時点ではHDDの異常とは判断できませんから、
内部パーツを取り外したあと完全放電後に再度確認しますが症状は変わりません。
本体に異常があるようですが古い機種なので交換するとのことでHDDの確認へ進みます。

HDDを取り外し他のPCへUSBアダプタ経由で接続しますが、
マウント後にパーテーションを確認するとファイルシステムが RAW の状態です。

パーテーション情報が壊れた可能性もありますが、
作業環境の調整後、何度かのリトライで NTFS パーテーションを認識することができました。

認識後は正常にファイルを読むことができましたから必要ファイルをコピーして完了します。

CASE3

320GB 外付USB(内部IDE接続)

PC接続時マウントしない、マウントしてもフォーマット実行のダイアログが表示される。


外付ケースを分解し別のアダプタに接続後確認しますが症状は変わりません。
管理画面からディスクの管理画面を開くと応答がありません。
HDDを取り外すとフォマーット実行のダイアログは表示されます。

HDDに異常があることは間違いありませんが、
このドライブでは作業を進めることが難しそうです。

次に専用ツールを使用してセクタバイセクタのコピーを実行します。
約24時間を要しましたが途中でリードエラーを表示することなくコピーが完了しました。

コピーしたHDDをマウントするとやはりパーテーション情報は壊れています。
このままパーテーションの修復をおこなうとクラスタの再配置がおこなわれ
断片化したファイルが復旧できない可能性がありますから、
先にデータ復旧ソフトを使用し正常ファイルと断片化したファイルを吸い上げます。

合計40GB程度のファイルを復旧し作業を完了します。

成功事例を書きましたが、復旧できない事例も多くあります。
ストレージドライブの大容量低価格化は留まることがありませんが、
HDDは壊れるものですからデータの冗長性を確保することを最優先に考える必要があります。
posted by ishikawa at 19:28| Server・PC・周辺機器